都市伝説を意図的に生み出せるのか考えた話

雑記
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一時期私は「都市伝説を意図的に生み出せるのだろうか」という実験を試みたことがある。

何を唐突にと思うかもしれないが、誰かの作った創作物が、一体どのような過程を経て『都市伝説』という実体を持つようになるのか興味があったのだ。あわよくば、私の考えた都市伝説が有名にならないかな、などと考えていた。

結局その実験は怖くなり途中でやめてしまったのだが。

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実験動機はものすごく単純

今のネットのスピード感なら、うまくやれば都市伝説ってかなりの広がりを見せるのでは?
自分の創作が成長し、手を離れ不気味に語り継がれるようになったらなんか面白そうだな

と考えたのだ。アホの極みである。ほんと、面白そうだなくらいにしか考えていなかった。

実験方法

  1. 何らかの媒体に自分の創作怪談を実話怪談のように載せる。
  2. SNS上でその怪談に沿った出来事が起こったor起こるらしい、というようなことを流す。
  3. 2.を定期的にかつ複数のアカウントを用いて行う。
  4. 「画像を見た後、不思議なことが起こった」という投稿を様々な媒体で定期的に行う。

といったことを行う。

まず1に関しては、このブログがあるので、ブログに実話怪談として載せればいい。
少し考えた結果、“呪いの絵”を題材にした怪談にした。


ネットでもよくある、“見ると何かしらの怪奇現象が起きる”系のあれ。
こういうのは昔から手を変え品を変え存在していた。不幸の手紙やチェーンメールなどだ。見る・読む・手にするなど条件発動型怪談とでも言おうか。

2は、記事の投稿より前から、ネットに溢れる呪いの画像を紹介するbotとして活動を行う。
ブログに記事の投稿をしてしばらく間をおいてから、このアカウントでその画像を紹介する。
ちなみに使用した画像はAIで生成したものだ。

結果

結論から言えば実験は”失敗”だった。

原因は下記の3つだと考えている。

呪いの画像紹介アカウントで紹介できる”呪いの画像”がすぐに弾切れを起こしたこと。

アカウントが広く認知されるには、定期的な活動(画像紹介)を行わなければならないが、エピソード付きの呪いの画像というものがそこまで多くなかったのだ。これは予想外だった。
当然だが、紹介する画像がないものだから活動が滞る。それも創作すればいいじゃんと思うかもしれないが、そこはちゃんとしたかったのだ。

おかげでアカウントの活動が停止し、フォロワーが増えなかった。

ブログの読者が少なかった

そもそもね。そもそも私のブログ読者が少ないのがいけないのだ。有名なインフルエンサーなら違ったかもしれない。

が、私はただの中年ブロガーであり、何の影響力もない。

飽きた

地道な布教努力が必要なもので、忍耐力がなければいけない実験だが、肝心の私にそれがなかった。

画像をアップしそれを広め、他の媒体なども活用しながら徐々に認知を高めていく…

凄くめんどくさかった

上で挙げた、アカウントの運営が行き詰まったのと併せてだんだん私の興味も失われてしまったのだった。結局手順の4に行く前に止めた。

こういうのをちゃんと続けられる人が、人生成功するんだろうなって思った!

…実は

実を言うともう1つ、検証を止めた理由があった。

怖くなった

実験を始める前、これは都市伝説としてどのように広がっていくのだろうか?と考えた。

ブログで怪談を投稿する→SNSで取り上げる→認知され始める→ある時から「画像を見た人間に不幸が起きた」という投稿が出始める→それが他の人間にも広がる

こうなった時点で私の手を離れ、いよいよ都市伝説と化すのだろうと考えていた。

だが実験開始後、ある時ふと

『手が付けられなくなった時どうなる?』

と思ったのだ。

怪談は私の創作だし絵もAI生成物だ。だが、私の手を離れたこの”呪い”がネットの力を借りて、異常なまでスピードと規模で成長を遂げた時、とんでもない怪物になってしまうのではないだろうか?
もし私の創ったこの紛い物が人を殺してしまったら?

その時私は、

「それ、私の創作で~~~っす☆」

と言えるだろうか。

こう考えたのが、実験を中止した1番の理由だった。

都市伝説は意図的に生み出せるのか?

恐らくできる。緻密な計算と地道な努力の継続で可能だと思われる。

問題はその後だ。手を離れて帰ってきた時に、とんでもない化け物になった我が子を受け止められるか。私には多分できない。だって怖いから。

それでは。

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